ファールの時に登場するのが黄色いてるてる坊主で
赤いてるてる坊主が登場するのがチャレンジです。
両チームのヘッドコーチが審判のジャッジに異議を申し立てる時に
「おっと、赤いフラッグが入りました」とか
「ああ、やはりここはチャレンジしますね」という具合で
スコアボードには赤いCHALLENGEの文字が表示されます。

そもそもスポーツの世界では審判の判断は絶対なはずで
それに抗議するというからにはそれなりの覚悟がないといけません。
チャレンジはタイムアウトの権利を賭けて行なわれます。
頭脳戦項目で述べた「時間のコントロール」という意味で
タイムアウト権利は非常に重要です。
タイムアウトは前半3回、後半3回と回数が決まっていて
試合途中に度々各チームの残りタイムアウト数の表示が出るくらいです。
(前半タイムアウトしなかったら後半6回…ということはナイです)
その大事なタイムアウトを使うのですから
チャレンジは試合の行方を左右する重大な局面でしか行なわれません。
チャンレジ成功(異議が通る)ならタイムアウトの回数はそのままです。
(増えるわけではないです。減らないだけ)
失敗(異議が却下される)となればタイムアウトがひとつ減ります。
ただしツー・ミニッツ・ウォーニングの後や延長戦(オーバータイム)では
チャレンジすることはできません。

赤いてるてる坊主が投げ込まれたら
主審はリプレイビデオを使い、審判ルームと交信しつつ検証します。
明らかに判定が間違っていたという場合は判定を訂正します。
また、コーチがチャレンジしない(できない)場合でも、
審判団から自発的にビデオ検証を行なったりもします。
判定は常に正しく明確に。審判団の気合を感じます。

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