アメフトの特徴は「プレイによって獲得点数が異なる」ことです。
バスケでも2点プレイと3点プレイがありますが
アメフトの場合はより細かく1点、2点、3点、6点に分かれています。
一見ややこしいですが、実際はそうでもありません。
タッチダウン(7点)とフィールドゴール(3点)だけを覚えておけば大丈夫です。

タッチダウン6点

アメフトと言えばタッチダウン、タッチダウンと言えばアメフト。
相手エンドゾーンにボールを運べばタッチダウンです。6点。
ボールを地面につけなければいけないということもありません。
とにかくエンドゾーン内で選手がボールを保持すればOK。
そしてさらに下記のプレイによって点数が加算されます。

ポイントアフタータッチダウン1点または2点

タッチダウンを決めるとご褒美にもう1回攻撃チャンスが与えられます。
これをキックで決めれば1点(トライ・フォー・ポイント)、
通常の攻撃で決めれば2点(ツーポイント・コンバージョン)。
(キックの場合エンドゾーンに立つポールの間にボールを入れます)
よほどのことがない限りは、より安全確実なキックを選択します。
よって通常、タッチダウンは6点というよりも7点と計算します。
点差が14点あれば「追いつくためにはタッチダウンが2回必要ですね」
言ったりするわけです。
「タッチダウンの上にトライ・フォー・ポイントを決めなければいけませんね」
なんて説明はあまりしません。
ツーポイント・コンバージョンは試合終了間際、点差が7点以上
すなわち8点獲れば逆転できる!というような特殊な状況でもないと
なかなか見られません。
もちろんどちらにしてもプレイが成功しなければタッチダウンの6点のみです。
せっかくのご褒美がパー。

フィールドゴール3点

キックで点数を獲る方法です。ポールの間にボールが入れば3点。
エンドゾーンにはまだ遠くてタッチダウンは無理っぽいけど、
キックなら得点できそう…という位置で行われるプレイです。
大体相手陣内40ヤードから20ヤード付近ですね。
そしてこのフィールドゴールで勝敗が分かれることもしばしば。
「21-21の同点、第4クォーター残り時間2秒でフィールドゴール」
という場面はわりとよくあります。
蹴るのはキック専門のキッカーですが、成功すれば文句なくヒーローです。
失敗したら来年のシーズンは解雇かもしれません。
まさにキッカーの人生を賭けたキックになるわけです。

セイフティ2点

とても珍しい得点方法で、1シーズンに1回あるかどうかという感じです。
攻撃担当ではなく守備担当選手が得点することができますから。
相手陣のエンドゾーン内でボールを持っている相手選手(大体はQB)を
捕まえて倒すと得点です。2点。
ディフェンスのビッグプレイです。
しかし実戦ではほとんどあり得ません。
相手もプロですから、そういう危険な場面では速攻でボールをパスします。

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